2020/10/08 08:50

黄身の色は何のちがい?
タマゴを割るとだいたいの黄身はは鮮やかな色をしています。
一方、洋菓子店では素材の色を際立たせる為、黄身の色が白いタマゴを使用します。
現在、黄身の色が濃いのが好まれる傾向にあります。
では、黄身の色によって栄養価に違いはあるのでしょうか。
黄身の色は与えられる飼料で決まる。
エサのトウモロコシなどに含まれるカロテノイド系色素の量で決まると言われていて、欧米では麦をメインとした餌を与えるので、日本より黄身の色が薄いタマゴになります。
もちろん、日本では色が濃いほうが人気が高いことから、多くの養鶏場では色を濃くするためにパプリカやマリーゴールドなどをエサに加え、見た目の調整をしています。
しかし、このパプリカやマリーゴールド配合の飼料は高価で
養鶏業者もコストを考え飼料を配合しています。
飼料の違いはありますが、栄養価と色の違いはそれほど関係はありません。
ちょっと意外でしたね。
黄身の色にはグレードがある。
卵黄色の測定については、従来から「ヨークカラーファン」(1984年改訂)を基準とし、このカラーファンと対比することによって色調を判定しています。
カラーは1から15まであり、15になると赤みをました色になります。
近年は色の濃い黄身が好まれる為、グレードも18まで増えています。
一般的な黄身の色は「9」以上とされており、私達の食卓に並んでいます。
黄身の色は飼料の違いで濃さが変わるのはわかりましたが
タマゴの殻も白や赤玉がありますが、その違いは何なんでしょう?
それは又次回にご説明します。
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