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2020/10/16 02:50

贈るシーンによって表書きはかわります。

前回、のし紙にの「のし」の部分を説明致しました。

のし紙の右上にあるのが「熨斗(のし)」で、鮑(あわび)を薄くさばいたものを添える起源といわれています。


本来の贈り物は掛紙で包み、水引で固定し、貴重な生ものを添えて

献上していました。


今は簡易にのし紙で包んで贈り物を渡す様になりました。




○「内祝」は御返しの意味ではない。表書きの選び方。


出産、新築祝いに贈り物をする際はのし紙の表書きは「祝」の一文字や

「出産祝」などのお祝い事を頭に記載して表書きを入れます。


頂いたお祝いに対して、御礼の念で贈り物をするときは「内祝」と記すイメージ

がありますが、厳密にいうと違います。

「内祝」の本来の意味は「喜びのおすそわけ」をさしています。

「内祝」を贈る前にお祝いを頂く事も多いため、お返しの意味合いも強く

「喜びのおすそわけ」の意味を込めて「内祝」でお返しをする

というふうに捉えられています。

内祝いを贈る場面

 

内容

  • 出産

     

    無事に元気な赤ちゃんが生まれたことの報告と、喜びを兼ねて贈る内祝いです。

  • 結婚

     

    入籍や結婚式など、結婚したことの報告やお礼を伝える内祝いです。

  • 入学

     

    小中学校や高校、大学など、進学や入学した喜びを伝える内祝いです。



  • 引っ越し(新築)

     

    新居や別の住居への引っ越し、家を新築した際におこなう内祝いです。

  • 病気(快気)

     

    病気が治って元気になる、手術や療養が終わって退院するなど、「快気祝い」を兼ねた内祝いです。

  • 開業・開店

     

    新規に会社や事業をおこしたり、お店を開店した際に贈る内祝いです。事務所や店舗を移転、新築した場合にも内祝いをする場合があります。



水引の本数は奇数?偶数?ちゃんと意味があります。

水引は未開封であるという封印の意味や魔除けの意味、人と人を結び付けるという意味あいがあり、水引結びは引けば引くほど強く結ばれるものが多く、水引の本数は3本・5本・7本・10本などがありますが、一般的には5本を基本としています。 5本を基本とするのは中国古代の学説である「五行説」が由来とされており、「自然や人間などの万物は5つの元素から成り立っている」という考えから来ていると言われます。 また、水引を結ぶ時の本数は「奇数」とされています。こちらも中国の「偶数は陰、奇数は陽」という陰陽説から来ていると言われていたり、「割り切れない数であるから」など諸説あります。


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